不登校の子が話し合いを拒否するとき、親が最初に見直したいこと
「その話はしたくない」
「別に」
「もういい」
話し合おうとした途端に、部屋に入ってしまう。
返事は、「別に」「分からない」だけ。
不登校のご家庭では、こんな場面が少なくありません。
お子さんが「別に」「分からない」しか言わなくなるとき、原因は、質問が足りないからではないことが多いです。
多いのは、『苦しいと言ったら責められるかもしれない』という空気です。
「分からない」は、理由がないということではありません
「どうして行かないの?」
「何があったの?」
理由を詰めるほど、お子さんは「分からない」「言いたくない」で固まります。
理由がないのではありません。
理由が、まだ言葉になっていないことが多いのです。
もちろん、本当に話したくない日もあります。
その日は、話さなくて大丈夫です。
その話し合いは、誰が困っている話ですか
話し合いを切り出す前に、確かめておきたいことがあります。
その話は、誰が困っている話でしょうか。
親御さんの不安を解消するための話し合いは、お子さんには「また説得される」と映ります。
そうなると、話し合いそのものが、避けたいものになってしまいます。
【ポイント】 話し合いを拒否されたら、まず『親が困らないための会話』になっていないかを確かめます。
続けない。「今日はここまで」にする
疲れているときや、気持ちが高ぶっているときは、無理に続けません。
「今日はここまでにして、明日の夕飯のあとに続きを話そう」
こう伝えて、機会を改めて構いません。
ただし、この「今日はやめておこう」が、いつもになっていないか。
そこだけは、ときどき振り返ってみてください。
黙るのも、怒鳴るのも、親の本心とは違います
「怒鳴るくらいなら、何も言わない方がマシだ」
そう考えて、黙るようにしている親御さんも少なくありません。
でも、お子さんには「親も、自分を諦めたのかな」と伝わることがあります。
そんなときは、短くていいので、本心を言葉にしてみてください。
「怒りたくて黙っているわけじゃないよ。本当は、こう思っている」
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全部を解決しようとしない
話し合いの目的は、一度で全部を決めることではありません。
「今日は、ここまで話せた」
それで十分です。
そこで区切って、また次の機会を待ちます。
そして、親御さんの話を聞いてもらいたいなら、先に、お子さんの話を聞くことです。
話の内容より先に、「この人は、聞いてくれる」という感覚が積み重なっていきます。
身の危険があるときは、話し合いを後回しにする
怒鳴る、物を壊す、手が出る。
こうした状況では、その場で話をやり切ろうとしないでください。
まず距離を取って、支援を求めることが先です。
まとめ
話し合いを拒否されたら、無理に話を続けるより、まず見直したいことがあります。
その話は、誰が困っている話か。
今日は、どこまで話せれば十分か。
「何を話すか」より、『話しても大丈夫』と思ってもらえる関係を、少しずつ積み重ねていきます。
「話したくないのに、話さなければいけない気がする」
「どう声をかければいいのか、分からない」
そう感じているなら、まずはお気軽に、お聞かせください。





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