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一般社団法人 不登校解決支援センターRAYについて
RAYの復学支援への原点
不登校の子は、コミュニケーションが苦手なのだろうか?
私が大学生の頃、抱いていたのはそんな漠然としたイメージでした。 しかし、その後の出会いが私の人生を大きく変えることになります。
不登校支援の現場で、初めて一人の男の子と対面した時の衝撃を、今でも忘れません。
「なんだ、この良い子は。」
そこには、笑顔であいさつをし、トランプの勝敗に一喜一憂し、
「次はこれやろう!」と目を輝かせる少年がいました。
友達もいる、会話もできる。
学校に通うための“能力”は、すべて持っている子だったのです。


行きたくないんじゃない。行きたくても、行けないんだ。
同行していた先輩カウンセラーの言葉に、胸が締め付けられました。
「誰にも見えないところで、『助けて』と泣いている子がたくさんいる」 それが不登校の、語られない現実でした。
十分な力があるのに、出口が見えず、一人で苦しんでいる。 その理不尽で悲しい状態を、どうしても放っておけませんでした。
「自分が関わる子には、もう一人で泣き続けさせない。」
その時に湧き上がった衝動が、私の支援の道への一歩目となりました。
あれから10年以上。 「学校に戻る」という結果以上に、その先にある「家族の笑顔」と「子供の自信」を取り戻すために。
私は今も、あの時の衝動を胸に、ご家族の隣で伴走し続けています。
不登校支援への「問い」と「願い」
過去最多35万人。数字に表れない「隠れた不登校」の存在。
文部科学省の調査では、小・中学校の不登校(年間30日以上の欠席)は 353,970人 と報告されています(2024年度)。
ただし、この数字は「年間30日以上欠席」という定義に当てはまる児童生徒のみを集計したものです。
たとえば、別室・保健室で過ごしている、放課後のみ登校している、欠席が29日以内に収まっている等、“登校に困難を抱えている状態”は統計上の不登校より広く存在します。私たちはこの現実に目を背けてはいけないと考えています
「学校に行ってほしい」と願うのは、親のエゴではありません。
最近の社会には「学校に行かなくてもいい」という言葉が溢れています。
確かに、一時的に距離を置くことが必要な時もあります。
しかし、その極端なメッセージが、保護者の「我が子に学校で経験を積んでほしい」という純粋な願いまでも否定し、支援を遅らせ、家族を追い詰める一因になっています。
「行きたくても行けない」不登校を0にしたい。
私たちが解決したいのは、いじめや病気で物理的に通えないケースではありません。 「勉強や人間関係という壁に直面し、戻りたいのに戻れなくなった」そんな状態のまま時間だけが過ぎてしまう不登校です。

