RAYの不登校支援手法
学校に行きたくても行けないお子さんをゼロにする
心理資格としては唯一の国家資格である「公認心理師」がプログラムを監修しています。
RAYが掲げるビジョンを成し遂げるため、背景には多様な心理学の基礎理論が利用されています。
実際の支援の際には極力専門用語を使わず、身近な言葉や例を用いるようにしているためどなたでも安心して取り組めます。

支援の中で使用している基礎理論
支援の中で使用している基礎理論
・交流分析
・選択理論心理学
・神経言語プログラミング
・アドラー心理学
・ゲシュタルト心理学
・サイコサイバネティクス
・ACT
支援のゴールは復学や継続登校ではありません
復学や継続登校というのはあくまで節目であり、安定した登校の先で「二度と不登校にならないこと」や「家庭としての自立」を叶え、子育てを楽しめるようになること、そして親御さんそれぞれの中にある「理想の家庭の姿」を叶えることです。
軸となる心理療法は認知行動療法×ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)
近年認知行動療法という名前を聞いたことがある親御さんは多いと思います。
認知行動療法とは「考え方と行動の癖を整え、悪循環を“できた”の連鎖に変える手段」です。
認知行動療法とは
『回避の悪循環を、行動の成功体験に変える』
認知行動療法は「やる気」を高めるだけではなく、小さな階段を一緒に設計します。
毎週の“できた”を積み重ね、行ける日を増やす実践的な方法です。
(例)
子:「学校にいくことが不安で吐きそう」
親:「吐きそうなんだね。本当に吐くかもの根拠は10点中何点くらい?」
子:「……8点」
親:「今年実際に吐いた回数は何回かな?」
子:「……0回」
親:「そっか。それじゃ保健室まで動けるか試してみよう。途中で具合が悪ければ言ってね」
(例)
子:「学校にいくことが不安で吐きそう」
親:「吐きそうなんだね。本当に吐くかもの根拠は10点中何点くらい?」
子:「……8点」
親:「今年実際に吐いた回数は何回かな?」
子:「……0回」
親:「そっか。それじゃ保健室まで動けるか試してみよう。途中で具合が悪ければ言ってね」
(例)
子:「学校にいくことが不安で吐きそう」
親:「吐きそうなんだね。本当に吐くかもの根拠は10点中何点くらい?」
子:「……8点」
親:「今年実際に吐いた回数は何回かな?」
子:「……0回」
親:「そっか。それじゃ保健室まで動けるか試してみよう。途中で具合が悪ければ言ってね」
「雨の強さを確認し直し、屋根から屋根へ渡る小さなルートを設計して進む」=予測と現実を検証しながら行動を積み重ね、ステップを設計しながら前に進む方法です。
しかし、こういったスモールステップによる再登校プランというのはそれだけでうまくいく可能性はそう高くありません。
実際、ほとんどの親御さんはご自身で沢山勉強されたり、学校や公的機関からのアドバイスを受けてすでにこういった対応は行ってみたという場合がほとんどかと思います。
民間支援機関でも認知行動療法を主軸とした支援を行っているところがほとんどですが、それで再登校が叶えられなかった際に「匙を投げられてしまった」というご相談を多数いただきます。
そこで当支援機関が手法に取り入れているのが「次世代の認知行動療法」と言われる『アクセプタンス&コミットメントセラピー(ACT)』です。ACTについては心理の専門家でも取り扱う人間が少ないものの、その歴史は1980年から始まっており、思春期の不安・抑うつや親のストレスを有意に下げるという科学的な根拠がきちんと証明されている手法です。
ACTとは
『不安を消してからではなく、不安を連れて進む療法』
ACTは感情を無理に抑え込まず、本人が「大事にしたいこと(学び・友だち・進路)」に沿って今日できる最小の一歩にコミットします。
ACTの実践イメージ
子:「学校にいくことが不安で吐きそう」
親:「吐きそうの波が来てるみたいだね。波は波、君は君。3呼吸だけ一緒に数えよう。その困難や葛藤を乗り越えて、君の大事にしたいこと(例:友達と遊ぶ/進路の獲得)に1歩近づく行動はなんだろう?」
子:「……保健室ならいけるかも」
親:「OK。それならその不安の波を連れて保健室に行ってみよう」
ACTのイメージ(挿絵:雨の中傘をさして進む子ども)
「雨はやまない前提で傘をさして進む」=不安やもやもやを無理に消さず、自分が大切にしている“価値”に沿って一歩進む」
認知行動療法:その考えの役立ち度と妥当性を見よう
→説得ではありません。言葉で納得させるのではなく、小さな体験(行動)で上書きする療法です。
ACT:その考えに飲まれず、今この瞬間に何ができる?
→我慢ではありません。今自分の中にあることを感じながら自分が大事だと思う方向に進む技術です。
『認知行動療法は変える技術であり、ACTは抱えたまま進む技術です』
→認知行動療法とACTを統合することにより、これまで解決できなかった『不登校の先』の問題にもアプローチできるようになりました。
当センターでは復学や継続登校を『本来の目的に達するまでの節目』としています。それは復学と継続登校さえできれば良いという考え方では目的意識が浅くなり、根本的な問題解決や親御さんが真に求めている『お子さんの自立』を置き去りにするからです。
この状態を『登校できるようにはなったが、心理的柔軟性は低いまま』という風に表現します。
<例>
「登校はしているが、欠席の原因となったプライドの高さや完璧主義はそのまま」
「登校できるようになったけれど成績に対しての関心が低く、結果的に受験できなかった、内部進学できなかった」
「自己発揮機会不足により、自己肯定感の低さが不安として残った」
「ただ学校に行っているだけで、帰ってきたらゲームやYouTube三昧で過ごし、とても生き生きとした日常を送っているようにみえない」
このように、不安を抱えているのに「復学、再登校、継続登校はできたので」と成果を主張されてしまい支援を卒業したものの親御さんの心にはずっと不安が残っているという状態が良くみられます。
その結果「一度復学できたものの、根本にアプローチしなかったことにより何度も不登校を繰り返してしまい、最初は安いと思っていた支援料金を何度も支払う羽目になったうえ、最後は親の努力が足りないと言われ匙を投げられた」というご相談が近年非常に多くなっています。
多様な支援がある世の中ですが、親御さんにとっての“大切な価値”をどこに置くのか、その価値基準に沿った支援を選ぶことをお勧めいたします。
→継続登校認定期間・A社1日でも復学、登校で成果報酬等が発生B社2週間、当社最低1ヵ月の継続登校にて復学判断)
本来は安定まで最低でも数か月を要する中、1日から2週間の登校で「復学」と「継続登校」を果たしたと判断するのは早計です。
→【親御さんの実感値】復学後、「安定してきた」と思えるまでにかかった期間「1ヵ月~6か月」
親御さんが陥りやすい思考の循環について
→結果を出すための8つの在り方
RAYは親御さんが「自身にとっての理想の家庭」を叶えるために、思考・行動の指針となる8つの在り方を推奨しています。
その第一にくる在り方は『決める』です。
これは実際に親御さんからお子さんに話していただくこともあります。
「学校に行く」という問題に直面した時、お子さんの中にはたくさんの葛藤や困難が渦巻いています。
「友達になんていわれるかわからなくて不安だ」
「勉強がわからない」
「お腹が痛くなったらどうしよう」
「授業中にずっと座っているのが苦痛なんだよな」
「先生が怖い」
実際に経験したことから、経験したことはないけれどそうなったら嫌だな、ということまで沢山の不安が頭をよぎります。
こうなるとまず一人では動けません。
上記の不安がそのまま「学校に行けない」理由になるからです。
『決める』の反対とはなんでしょう?
『決めない』ではありません。
答えは『考える』です。
何かしたいこと、やりたいこと、やるべきことがある時、ほとんどの人は考えています。
「旅行に行きたいけど時間が無いんだよな」
「ダイエットしたいけれど今まで何回も失敗したしな」
「資格を取りたいけれど自信がないな」
「子どもと本音で話したいけれど嫌な顔をされると踏み込めないんだよな」
このように「やらない理由」を探してしまい、結果的に行動せず「自分は努力できない人間なんだ」、「努力は実らない人生なんだ」、「挑戦しない自分はダメな奴だ」、「まぁこのくらいの人生でいいか」といったネガティブな思考に囚われます。
逆に決めている時というのは「考える」プロセスがほぼありません。
人生を振り返った時、「あの時は没頭していたな」という瞬間が誰しもにあるはずです。
そういった時、上記のような困難や葛藤は「乗り越えるべき壁」となり、「それをどうやって解決しよう」と頭の中のスイッチが切り替わっています。
このように、最初に『決める』ことから始めると困難や葛藤は『やらない理由』から『超えたい壁』になります。
しかし、一言で『決める』ことが大切ですと言っても「それができれば苦労はしない」という話になります
そのために必要な他の在り方や思考方法、ワークなどを支援の中では行っていきます
お子さんの不登校からの復学、継続登校、そしてその先にある本当に叶えたい親子関係を目指すために必要な考え方を学んでみましょう。
親御さんが実践することにより、必ずお子さん自身も自分の人生をより豊かなものにすることができます。
不登校のお子さんの状況推移
当センターでは復学や継続登校を『本来の目的に達するまでの節目』としています。それは復学と継続登校さえできれば良いという考え方では目的意識が浅くなり、根本的な問題解決や親御さんが真に求めている『お子さんの自立』を置き去りにするからです。
この状態を『登校できるようにはなったが、心理的柔軟性は低いまま』という風に表現します。
<例>
「登校はしているが、欠席の原因となったプライドの高さや完璧主義はそのまま」
「登校できるようになったけれど成績に対しての関心が低く、結果的に受験できなかった、内部進学できなかった」
「自己発揮機会不足により、自己肯定感の低さが不安として残った」
「ただ学校に行っているだけで、帰ってきたらゲームやYouTube三昧で過ごし、とても生き生きとした日常を送っているようにみえない」
このように、不安を抱えているのに「復学、再登校、継続登校はできたので」と成果を主張されてしまい支援を卒業したものの親御さんの心にはずっと不安が残っているという状態が良くみられます。
その結果「一度復学できたものの、根本にアプローチしなかったことにより何度も不登校を繰り返してしまい、最初は安いと思っていた支援料金を何度も支払う羽目になったうえ、最後は親の努力が足りないと言われ匙を投げられた」というご相談が近年非常に多くなっています。
多様な支援がある世の中ですが、親御さんにとっての“大切な価値”をどこに置くのか、その価値基準に沿った支援を選ぶことをお勧めいたします。
→継続登校認定期間・A社1日でも復学、登校で成果報酬等が発生B社2週間、当社最低1ヵ月の継続登校にて復学判断)
本来は安定まで最低でも数か月を要する中、1日から2週間の登校で「復学」と「継続登校」を果たしたと判断するのは早計です。
→【親御さんの実感値】復学後、「安定してきた」と思えるまでにかかった期間「1ヵ月~6か月」
☆親御さんが陥りやすい思考の循環について
→結果を出すための8つの在り方
RAYは親御さんが「自身にとっての理想の家庭」を叶えるために、思考・行動の指針となる8つの在り方を推奨しています。
その第一にくる在り方は『決める』です。
これは実際に親御さんからお子さんに話していただくこともあります。
「学校に行く」という問題に直面した時、お子さんの中にはたくさんの葛藤や困難が渦巻いています。
「友達になんていわれるかわからなくて不安だ」
「勉強がわからない」
「お腹が痛くなったらどうしよう」
「授業中にずっと座っているのが苦痛なんだよな」
「先生が怖い」
実際に経験したことから、経験したことはないけれどそうなったら嫌だな、ということまで沢山の不安が頭をよぎります。
こうなるとまず一人では動けません。
上記の不安がそのまま「学校に行けない」理由になるからです。
『決める』の反対とはなんでしょう?
『決めない』ではありません。
答えは『考える』です。
何かしたいこと、やりたいこと、やるべきことがある時、ほとんどの人は考えています。
「旅行に行きたいけど時間が無いんだよな」
「ダイエットしたいけれど今まで何回も失敗したしな」
「資格を取りたいけれど自信がないな」
「子どもと本音で話したいけれど嫌な顔をされると踏み込めないんだよな」
このように「やらない理由」を探してしまい、結果的に行動せず「自分は努力できない人間なんだ」、「努力は実らない人生なんだ」、「挑戦しない自分はダメな奴だ」、「まぁこのくらいの人生でいいか」といったネガティブな思考に囚われます。
逆に決めている時というのは「考える」プロセスがほぼありません。
人生を振り返った時、「あの時は没頭していたな」という瞬間が誰しもにあるはずです。
そういった時、上記のような困難や葛藤は「乗り越えるべき壁」となり、「それをどうやって解決しよう」と頭の中のスイッチが切り替わっています。
このように、最初に『決める』ことから始めると困難や葛藤は『やらない理由』から『超えたい壁』になります。
しかし、一言で『決める』ことが大切ですと言っても「それができれば苦労はしない」という話になります
そのために必要な他の在り方や思考方法、ワークなどを支援の中では行っていきます
お子さんの不登校からの復学、継続登校、そしてその先にある本当に叶えたい親子関係を目指すために必要な考え方を学んでみましょう。
親御さんが実践することにより、必ずお子さん自身も自分の人生をより豊かなものにすることができます。
親御さんが陥りやすい思考の循環について
→結果を出すための8つの在り方
RAYは親御さんが「自身にとっての理想の家庭」を叶えるために、思考・行動の指針となる8つの在り方を推奨しています。
その第一にくる在り方は『決める』です。
これは実際に親御さんからお子さんに話していただくこともあります。
「学校に行く」という問題に直面した時、お子さんの中にはたくさんの葛藤や困難が渦巻いています。
「友達になんていわれるかわからなくて不安だ」
「勉強がわからない」
「お腹が痛くなったらどうしよう」
「授業中にずっと座っているのが苦痛なんだよな」
「先生が怖い」
実際に経験したことから、経験したことはないけれどそうなったら嫌だな、ということまで沢山の不安が頭をよぎります。
こうなるとまず一人では動けません。
上記の不安がそのまま「学校に行けない」理由になるからです。
『決める』の反対とはなんでしょう?
『決めない』ではありません。
答えは『考える』です。
何かしたいこと、やりたいこと、やるべきことがある時、ほとんどの人は考えています。
「旅行に行きたいけど時間が無いんだよな」
「ダイエットしたいけれど今まで何回も失敗したしな」
「資格を取りたいけれど自信がないな」
「子どもと本音で話したいけれど嫌な顔をされると踏み込めないんだよな」
このように「やらない理由」を探してしまい、結果的に行動せず「自分は努力できない人間なんだ」、「努力は実らない人生なんだ」、「挑戦しない自分はダメな奴だ」、「まぁこのくらいの人生でいいか」といったネガティブな思考に囚われます。
逆に決めている時というのは「考える」プロセスがほぼありません。
人生を振り返った時、「あの時は没頭していたな」という瞬間が誰しもにあるはずです。
そういった時、上記のような困難や葛藤は「乗り越えるべき壁」となり、「それをどうやって解決しよう」と頭の中のスイッチが切り替わっています。
このように、最初に『決める』ことから始めると困難や葛藤は『やらない理由』から『超えたい壁』になります。
しかし、一言で『決める』ことが大切ですと言っても「それができれば苦労はしない」という話になります
そのために必要な他の在り方や思考方法、ワークなどを支援の中では行っていきます
お子さんの不登校からの復学、継続登校、そしてその先にある本当に叶えたい親子関係を目指すために必要な考え方を学んでみましょう。
親御さんが実践することにより、必ずお子さん自身も自分の人生をより豊かなものにすることができます。
不登校児童、生徒はほとんどの場合以下のような『自分の生き方』の推移を辿ります。
客観的にみてお子さんは現状どの位置にいるように感じるでしょうか。
満足の立場
↓
維持の立場
↓
生存の立場
満足の立場とは
『自分に〇相手に×をつけている状態』
・相手に対し「負けない」ことが大切
・会話は主張、コントロール、受け入れない
・気にしていることは目標や優位性
・失敗した場合は正当化し、他責
・成功した場合は優越感や自慢をする
・問題解決の手段は自分の考えを押し通すこと
・人からの援助に対しては抵抗し反発する
・何か与える時には自分が得をするかどうかが基準
・心の中では虚勢を張っており、弱みを隠している
・期限間近やライバルがいるとやる気が出る
・達成する目標は自分で想定した通りの辻褄あわせになる
・他者と比較して自己肯定を行う
維持の立場とは
『自分に×相手に〇をつけている状態』
・相手に任せるだけ
・会話は遠慮、従う、合わせることがほとんど
・気にしているのは人目と自分の義務
・失敗した場合は言い訳し、自分を責める
・成功した場合はほっとする
・問題解決の手段は相手次第であり、責任を取らない
・人からの援助は悪いと思って頼めない
・何か与える時には自己犠牲が基準
・心の中では自信がなく、自己卑下的
・人から言われるとやる気が出る
・達成する目標は最低限であり、とりあえず行動しました、というアピールのみ
・人に合わせて我慢するものの、内心では不満が募っている
生存の立場とは
『自分に×相手にも×をつけている状態』
・基本的に諦めている
・会話は避け、自分の殻に閉じこもっている
・気にしているのは逃げられるのか、隠れられるのかという回避
・失敗した時「やっぱりな、どうせできないと思っていた」
・成功した時、そもそも成功しない
・問題解決の手段は見ないこと、気にしないこと
・人からの援助からは逃げるし拒む
・人に何かを与えることはない
・心の中は「自分には価値がない」の一色
・何があってもやる気はでない
・達成することはなく、創り出すこともない
・自分には価値が無いと決めつけることで楽をしている
多くの場合、不登校期間が長引くにつれて満足→維持→生存の立場に子ども達の心は移ろっていきます。
「あぁ、確かに今のうちの子は生存の立場にいるな」と感じた親御さんは多いと思います。
ここで見方を逆転してみましょう。
これはお子さんだけに当てはまる『自分の生き方』でしょうか。
親御さん自身にとっても「自分もこの考え方で生きているな」と感じた部分があったはずです。
それはお子さんの移ろい方に合わせて親御さんも同じように移ろっているからです。
「やっぱり学校には行ったほうが良い。この子のためにも必要な社会経験なんだから」
不登校初期(1週間~1ヵ月)
いじめなどの学校に行かせられない理由を除き、「それは社会に出るうえで乗り越えないといけないよね」という理由で動けないお子さんを見ていると親としてどうしても一言いいたくなるのは当然です。しかし、完全にお子さんの考えに×を付けるだけになってしまい、満足の生き方だけで対応する親御さんが多くみられます。
「でも学校に行かないという選択肢は確かにある。世の中的にも無理をさせてはいけないというし、この子の考えを尊重するべきなんじゃないのか」
不登校中期(1ヵ月~2ヵ月)
なかなか動けない、動こうとして苦しんでいる様子を見る、不登校について調べるうちに登校を促すことは良くないことなのでは、と自信を失ってしまい、ご自身の考えに×を出し、子どもの考えに〇出すことで現在の関係を維持しようとする状況です。
「学校に行かない。かといって勉強するでも将来について考えるでもなく家ではゲーム、YouTube三昧で生活は全く建設的ではない。このままで良いとは思えないけれど、かといってどうしたらいいのかもわからない」
不登校後期(3か月以上)
お子さんの考えが良いとは思えない、しかし自分の考えにも自信が持てない状況です。諦めが心を支配してしまい、親御さん自身の生活にも影響が出ていることがあります。お互いに踏み込むことも踏み込まれることもなく、ただ生存しているという状態が続いてます。
このようにこれらの「自分の生き方」というものはお子さんだけに当てはまるものではありません。
全ての人がその時々や相手によって満足、維持、生存の立ち場を行ったり来たりしています。
しかし、これらの立場はどの場所に居たとしてもより良い親子関係を作ることはできません。
本当に親子として建前無く本音で語り合える関係になりたい、辛いときに最後は頼ってもらえるような関係でいたいと願うのであれば『自分にも〇相手にも〇をつけて接する』意識が必要です。
支援ではこの意識で親子関係、夫婦関係を構築していくために必要な手法を学んでいただきます。
自分にも〇、相手にも〇をつける生き方とはどういったものなのか、専門用語を使わずにわかりやすく解説していきます。
この意識さえ定着することができれば不登校の解決だけでなく、これまで見えてこなかったお子さんの本音や解決してあげたかった課題に対し非常に効果的にアプローチすることが可能です。
