2025.11.2秋 西新宿CRAVEにて親の会が開催されました
- 2025年11月2日
- 読了時間: 5分
更新日:4月19日

親の会を開催しました——復学後まで見据えて、親御さん同士が学び合う時間に
先日、RAYの親の会を新宿にて開催いたしました。今回は18名の親御さんにご参加いただき、支援をご卒業された方、現在支援中の方、そして支援は受けていないものの学びたいと考えて来てくださった方まで、幅広い立場の方が集まる会となりました。
今回の会の主旨は、「不登校を乗り越え、復学を果たした親御さんによる勉強会および交流」です。単に情報を受け取るだけではなく、親御さん同士がそれぞれの経験や悩み、気づきを持ち寄り、分かち合うことを大切にして開催しました。
この記事でお伝えしたいこと
今回の親の会で、どのような学びと交流が行われたのか
なぜRAYが「親御さん同士の交流の場」を大切にしているのか
復学は通過点であり、その先も親御さんが学び続けることが大切だということ
今回の親の会は、セミナーからスタートしました
会の冒頭は、辻先生による短いセミナーから始まりました。今回扱ったテーマは、「自信が無い」と話すお子さんの深層心理についてです。
「自信がない」と一言で言っても、その背景は単純ではありません。本当に能力が足りないと思っているのか。失敗する自分を見たくないのか。うまくいかなかった時に傷つきたくないのか。表に出ている言葉の奥には、いくつもの気持ちが重なっていることがあります。
まずは親御さんにその状態を理解していただくこと。そこが出発点になります。そのうえで、お家でどのような言葉をかけると、お子さんが少しずつ自信を取り戻していきやすいのかについて、具体的な会話例を交えながら進めていきました。
今回は一方的な講演形式ではなく、アクティブラーニング形式で参加者の方にも実際に考えていただき、話していただく形で行いました。会場の空気も固くならず、頷き合いながら進んでいく様子が印象的でした。
この形式については、参加者の方からもとても好評でした。「聞くだけよりも頭に入ってきた」「他の親御さんの考え方を聞けて学びが深まった」そういったお声も多くいただいたため、次回以降の親の会でも、冒頭に短いセミナーを挟む形を続けていく予定です。
セミナー後は、親御さん同士の交流が中心になりました
セミナー後は、今回の会のメインでもある親御さん同士の交流の時間となりました。
年齢、性別、現在の状況。お子さんの状態が似ている親御さん同士で集まり、今抱えている悩みをご相談いただいたり、すでに高校生・大学生・社会人になったお子さんを持つ親御さんから、「復学後にどんな課題が起きたのか」を分かち合っていただいたりしました。
この時間には、支援者が説明する場とはまた違った重みがあります。
実際にその時期を通ってきた親御さんの言葉には、きれいごとではない現実があります。苦しかった時期の話。復学できた後に意外と大変だったこと。学校に戻ったら終わりではなかったという実感。そうした話が、静かに、でも確かに共有されていきました。
会場のあちこちで、深く頷く姿が見られました。
「うちだけじゃなかったんですね」そんな空気が自然に生まれていたように思います。
RAYでは、復学はあくまで通過点だと考えています
RAYでは、復学そのものを最終目標には置いていません。もちろん、学校に戻ることは大きな節目です。親御さんにとっても、お子さんにとっても、とても大きな前進でしょう。
ただ、本当に目指すべきなのは、不登校になった原因の根本的な解決と、その先の自立だと考えています。
学校に戻れたとしても、
また行けなくなるのではないかという不安が残る
家庭の中の関わり方は何も変わっていない
進路や人間関係で別の課題にぶつかった時に、また同じように止まってしまう
こうした状態では、親御さんもお子さんも苦しさを抱え続けることになります。
そのためには、親御さんが学び続けることが欠かせません。お子さんとの関わり方をこれまで通りで終わらせず、より良いものにしていこうと考え続けること。
ここがとても大切です。
親御さん目線の意見交換には、大きな意味があります
支援者からの助言には専門性があります。それはもちろん重要です。
ただ、親御さん同士の分かち合いには、それとは別の価値があります。同じ立場だからこそわかるしんどさ。現実的な迷い。家庭の中で起きる細かな揺れ。支援者目線とは違う、親御さん目線の工夫や苦労がそこにはあります。
だからこそ、この会には意味があります。「学ぶ場」であると同時に、「一人ではなかったと感じられる場」でもあるからです。
RAYとしても、今後この親の会を、親御さんが学び続けられる場、そして支え合える場として、さらに大切に育てていきたいと考えています。
よくあるご質問
Q. 親の会は、現在RAYの支援を受けていないと参加できませんか?
いいえ、今回も支援をご卒業された方、支援中の方、支援を受けていない方まで幅広くご参加いただきました。今まさに悩んでいる方にとっても、学びの多い場になると思います。
Q. どんな話題が多く出るのでしょうか?
現在のお悩みのご相談はもちろんですが、復学後の課題、進路、人間関係、親子関係の変化など、「その後」に関する話題も多く出ます。復学だけで終わらない現実を知れることも、この会の大きな価値です。
Q. 初めて参加する場合でも大丈夫ですか?
大丈夫です。最初は緊張される方も多いですが、同じような悩みを持つ親御さんが集まる場ですので、話を聞くだけでも得られるものは多いと思います。無理に話さなければならない場ではありません。
まとめ
今回の親の会には、18名の親御さんにご参加いただきました。セミナーで学び、交流の中で分かち合い、それぞれが次の一歩を持ち帰る時間になったように思います。
RAYでは、復学はあくまで通過点だと考えています。本当に大切なのは、その先で親子がどう関わり、どう生きていくかです。
親御さんが学び続けること。関わり方を見直し続けること。その積み重ねが、お子さんの自立にもつながっていきます。
今後も親の会を継続して開催していく予定です。今回ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。また次回も、たくさんの親御さんとお会いできることを楽しみにしています。





コメント