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「〇〇してくれたら学校に行く」に応えてあげるべきなんでしょうか?

  • 執筆者の写真: こまち先生
    こまち先生
  • 3 日前
  • 読了時間: 4分

本記事を書いているのは『こまち先生』こと不登校解決支援センターRAY代表理事の辻です。

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・現大阪府教育長である水野達朗先生に師事し、一般社団法人家庭教育支援センターペアレンツキャンプにて東京支部室長を務める(現ペアレンツキャンプ運営とは一切関係ありません)

・家庭教育アドバイザー、復学支援カウンセラーとして親子関係の改善や復学支援に従事。

・SNSでは『こまち先生』として活動し、総view数は100万を突破!


 どんな○○が多いのか


不登校が長引いてくると、多くのケースで「暇だ」「何したらいい?」「何か考えてよ」といった言葉がお子さんから出がちです。


「それなら学校に行けばいいじゃない」「お友達と遊んだら?」と返す場合がほとんどかと思いますが、お子さんから返ってくる言葉は「そういうことじゃない」「なんで意地悪言うの」などになりがちで、お互い嫌な気持ちになって終わることが多いのではないでしょうか。


そして、単純に要望を伝えても通らないと学習したお子さんは、「○○してくれたら学校に行く」という交換条件を出すようになることがあります。


特に、親御さんから「学校に行きなさい」と話す機会が多かったり、言葉にしていなくても暗にそれを強く示している場合に、こういった発言が出やすいようです。

また、親御さんにお話を聞くと「交換条件で子どもを動かすことが多かったです」という声も多く、家庭の子育てパターンとして交換条件があると、この状況を誘発しやすい傾向が見られます。


よく見られるのは、下記のような要望です。

  • 「ゲーム買って」

  • 「○○に連れてって」

  • 「YouTubeの制限を解除して」

  • 「スマホ買って」

これらは、そもそも不登校のきっかけになることも多く、過去のケースでは、電子機器の制限やルール違反に対して厳しく叱った結果、不登校が始まってしまった例もありました。



 要望に応えるとどうなる?


ほとんどの場合、要望を叶えても登校できるようにはなりません。


あるいは一時的(1日~1週間)に行けるようになっても、すぐにまた行けなくなります。

これは「不登校の根本的な理由にアプローチできていない」ことと、「欠席のハードルが下がった」ことが理由です。


根本的な理由は、不登校の「原因」と「きっかけ」を分けて考えることで見えてきます。


例えば「宿題ができていなくて登校できなくなった」お子さんの場合、解決方法は「宿題はやらなくていいよ。学校の先生もそれで大丈夫って言ってくれたからね」と伝えることではありません。


宿題ができていないことを理由に休んでしまう=「できていない自分を見られたくない」プライドの高さや、「少しでも未達があると不安・イライラにつながる」完璧主義傾向にアプローチすることが必要です。


この点を解決せずに本人の出す交換条件を飲んでも、お子さんの不安や悩みは解消していないため、安定登校にはつながりません

これは逆に、一切の電子機器や娯楽を制限して登校させようとした場合も同様です。


そして、一度手に入れた自由や物を再度制限・取り上げるのは至難の業です。

強いかんしゃく、暴言・暴力、新たな交換条件の提示、親子関係への言及(「制限されて辛かった」「勉強などあれこれ指示される生活が嫌だった」等)が起こり、要望を叶える前より悪化してしまうケースは非常に多く見られます。


多くのカウンセリングでは「お子さんの要望を叶えてあげてください」「愛情不足を埋めようとしているんです」といったアドバイスを受けることもありますが、そのリスクを正しく把握したうえで、有効か/悪影響かを見極めてから取り入れる必要があります。


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